岩手大学電気電子情報科会の沿革
相談役 太田原 功(昭和30年電気卒)
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1939年(昭和14年)5月22日勅令第336号で盛岡高等工業学校の設置を公布。5月23日文部省令第29号で本校規定公示。機械科、機械工作科、電気科、採鉱科、冶金科を置き、各科の学科目制定。7月10日第 1回入学式。翌日から盛岡夜間中学校校舎で授業開始。
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1942年(昭和17年)1月1日盛岡高工電気科会発足、昭和17年2月会誌第1号発行。第2次世界大戦が厳しさを増す中、会誌を通してお互いの消息を伝え、励まし合いながら僅か1年余の間に第5号まで発行(18年5月)。終戦の翌年、昭和21年12月には早くも第6号を発行。
⇦ 昭和17年2月に発行した科会誌第1号の表紙
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1949年(昭和24年)学制改革によって岩手大学工学部誕生。機械、電気、鉱山、金属の4学科編成。各学科入学定員30名、合計120名/1年。
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1951年7月28日盛岡高工電気科会第1回総会開催。「岩手大学電気科会」と改称(戦前戦後の混乱期で「盛岡高工電気科会」総会を開催できずに経過)。
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1968年(昭和43年)5月岩手大学大学院工学研究科修士課程発足。
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1972年(昭和47年)3月「三十周年記念アルバム」岩手大学電気科会発行。
⇦ 三十周年記念アルバム
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1992年(平成4年)科会創立50周年記念事業実施。記念誌“炎”、並びに 記念名簿発刊。1992年6月6日ホテルメトロポリタン盛岡で祝賀会(260名 参加)。
⇦ 科会創立50周年記念誌「炎(ほのほ)」
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1996年(平成8年)4月岩手大学大学院工学研究科後期(博士)課程発足。
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1999年(平成11年)6月12日、平成11年度総会(仙台市五橋会館)にお いて、「岩手大学電気科会」を「岩手大学電気電子情報科会」と改称。
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2003年(平成4年)科会創立60周年の年。「草刈先生ご生誕100年記念事業」を実施。2003年6月3日仙台市で草刈先生を追悼し、思い出を語り合う。草刈先生の胸像(専1、佐藤利三郎氏寄贈)を工学部玄関ホールに建立。学部卒業生を対象に「草刈賞」を創設(平成30年度で第16回、計44人受賞)。
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2011年(平成23年)10月29日岩手大学電気電子情報科会創立70周年記念祝賀会開催、東京支部の全面的なご協力によって私学会館「アルカディア 市ヶ谷」に173名が相集い、大盛会であった(実行委員長:寺井正行氏・昭41卒、支部長:澤藤隆一氏・昭47卒)。
科会として初めて「草刈功労賞」を創設、70年を支えて来られた20名のご生存の方々に、感謝状と記念品を贈呈(創立70周年記念特集号「きたかみ58号」2012年3月発行参照)。
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科会総会実施年月日(創立以来)の掲載。:創立50周年記念誌“炎”に第1 回~第41回を掲載、第42回~第62回を「きたかみ」60号(2014年3月発行)に掲載。昭和39年8月盛岡、仙台、東京以外では唯一、青森市で開催(会長:高木三郎、青森支部長:木村元一、庶務・会計:飯岡圭輔)。
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2016年(平成28年)4月岩手大学工学部を岩手大学理工学部に改組。 電気電子・情報システム工学科を、システム創成工学科に再編、電気電子工学コースは電気電子通信コースに、情報システム工学コースは知能・メディ
ア情報コースに再編。
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2016年(平成28年)6月18日岩手県公会堂において、岩手大学電気電子情報科会創立75周年記念式典(草刈功労賞贈呈)・記念祝賀会開催(50名参加、記念写真)。2017年3月会誌「きたかみ63号」創立75周年記念特集号発行。
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2017年(平成29年)4月岩手大学大学院改組。工学研究科博士前期課程が総合科学研究科(修士課程)の地域創生専攻および理工学専攻に分離再編、電気電子・情報システム工学専攻(博士前期課程)は総合科学研究科理工学専攻の電気電子通信コースおよび知能情報コースに再編。
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2019年(平成31年)4月岩手大学大学院改組。工学研究科博士後期課程が理工学研究科(博士課程)に再編、電気電子・情報システム工学専攻(博士後期課程)は理工学研究科システム創成工学専攻の電気電子通信工学分野および知能情報工学分野に再編。
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2019年(令和元年)5月30日「学部学生の意欲的な活動を表彰する草刈賞」を贈っていることを評価するとの主旨で、岩手大学電気電子情報科会に岩手大学から感謝状が贈られた。
(2019.06.20 加筆修正・太田原)
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