岩手の風土記シリーズ(7) ハイキューの聖地『道の駅いわいずみ』を訪ねて

 

皆さんは少年ジャンプに掲載中の「ハイキュー」という漫画を知っていますか?実は筆者も全く知りませんでした。この「ハイキュー」は仙台にある高校生男子の春高バレーにかける青春スポコン漫画で、若者に絶大の人気があるようだ。アニメ化もしていて、大ヒットしたようで今でも日曜の朝7時半からBS2で再放送しています。そして今このアニメに出てくる場所を訪問する『聖地巡礼』が若者世代で流行っています。アニメの舞台になった仙台近郊はもちろん、軽米町や岩泉町などが聖地としてスポットを浴びています。なぜこのアニメ「ハイキュー」が岩手に関係するかというと、              【ハイキューの単行本】

作者の古舘春一氏が県北部の軽米町出身だからである。アニメには岩手ゆかりの名前が数多く登場していて、ハイキューファンから親しまれている道の駅があります。作中に「岩泉一(いわいずみはじめ)」というキャラクターが登場することから町が知られるようになり『道の駅いわいずみ』が聖地のひとつに数えられるようになったようだ。今回は、この道の駅いわいずみを訪ねて、盛岡から国道455号線を巡るコースを紹介しよう。

まずは盛岡市松園から一路東へ、本州で一番気温の低い場所として有名な藪川を通っていく。左に外山ダム及び冬場の氷上ワカサギ釣りでにぎわう岩洞湖をみていくと、藪川ソバの看板があり十数年ぶりに立ち寄って見ました。定番のざるそばと天ぷら、久しぶりの味を堪能しました。

    

   【藪川そばのお店】         【ざると舞茸天.

その後かつて難所として知られた早坂峠へ、今は早坂トンネルが開通したおかげでだいぶ

楽になった。早坂トンネルを抜けると岩泉町の西端で、少しすると『道の駅三田貝分校』に着く、この道の駅は名前の通り元々は小学校(門小学校)の跡地を利用したもので、売店は購買部、食堂は給食室となっていて、なぜか懐かしさを思い起こさせるノスタルジックな雰囲気を持ったところであった。        

さていよいよ聖地『道の駅いわいずみ』へ、岩泉の中心街を抜けて小本海岸まで約15分という場所に聖地があった。平日の午後だったので、駐車場は空いていた。さっそく道の駅店内へ足を運ぶ。建物の奥にある休憩コーナーに、聖地の所以であるキャラクターの等身大タペストリーが掲げてあった。

     【道の駅三田貝分校】

 

    【道の駅 いわいずみ】       【ハイキューコーナーの休憩所】

   

 【岩泉一と及川徹】    【主人公】         【関連グッズ】

この道の駅いわいずみの中にある、カフェの一角に、休憩所がありその中に『ハイキュー!!』コーナーが設けられている。壁に掛けられているのは、作中に登場するキャラクターの等身大タペストリー。そのなかでも、手前に写真撮影用の踏み台が置かれている「岩泉一」と「及川徹」のタペストリーは、ハイキューコーナーが生まれたきっかけの品。作者の関係者から贈られたもので、これを飾ったことで「道の駅いわいずみ」にハイキューファンが訪れるようになったそうだ。よく見ると達増岩手県知事もこの場所で写真撮影をしていたようで記念写真が隣に飾ってあった。同行した娘が感激して盛んに写真を撮影していた。ところで岩泉の名産品といえば、マツタケ、いわて短角牛、岩泉ホルモン、そして龍泉洞が有名であるが今回は、地ビール(龍泉洞ビール)、岩泉ヨーグルト、龍泉洞の水を調達してきた。

 

  

  【龍泉洞ビール】    【岩泉ヨーグルト】      【龍泉洞の水】

岩泉というと岩手人は、最初に龍泉洞を思い浮かべると思います、まさかアニメの聖地になっていたとは思いもよらなかった。国道455号線も早坂トンネルができて大分楽になりましたが、岩洞湖までの上りや早坂トンネルを抜けた下りは、くねくねした道になっていて、運転には注意が必要ですが、まだまだ暑いこれからのシーズン、避暑や紅葉見物を兼ねてでかけて見てはいかがですか?龍泉洞ビール結構いけました。